野球は練習をサボらないと上手くならない
常日頃、野球の上達・ケア方法に関する情報を「野球肩革命所」ではお伝えしていますが、最もやってほしいことがあります。
それは、
練習をサボること
です。
というかサボらなければ上手くならないとさえ言えます。
野球の練習は、「きつい」、「苦しい」、「長い」のが特徴的です。
むしろ、この3つがなければ「練習」と考えない業界でもあります。
この考え方による弊害を考えたことはあるでしょうか。
それは、
・怪我や故障リスクを高める
・好きな野球を好きでなくなってしまう
・精神的苦痛を生む
などが代表と言えます。
まず怪我に関してですが、
適切なフォームで投球する、適切なスイング、適切なランニングができれば、実はいくらやってもほとんど怪我や故障はしない
というのを理解しているでしょうか。
しかし現実では、適切なフォームでプレーできている選手はほとん存在せず、長時間の体の酷使によって、必ずどこかにひずみが発生し障害を生んでしまっています(『【野球肩の対策】障害って何か知ってますか? ~野球選手の故障の9割は障害~』)。
精神的な面に関しては、
野球選手は「練習をこなす」という感覚を持っている傾向が強いため練習時間が長く感じる
ようになっています。
練習時間が感覚的であったとしても長く感じえしまうことで、精神的な苦痛を生み、辞めたい気持ちなんて打ち明けられるはずもないので耐え続けるという、負のスパイラルに陥ります。
その結果は、好きだった野球がだんだん苦痛になってきます。
野球を嫌いになってしまうと、プレーの上達の妨げになります。
ここに記された内容が現状の野球界であると認識する必要があります。
あの有名な「メジャーリーガー」の「イチロー」選手も高校野球時代は「サボることばかり考えていた」と公的に話しています(日刊スポーツ記事より)。
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