腕はいくら振っても球速は早くならない?!
「投手」であれば誰もが、できるだけ速い「スピードボール」を投げたいと思っています。
途中で自分の適性を考えて、「スピードボール」を投げなくても「打者」を手玉にとる技術を身に着ける人はいますが、速い球を投げられて損をすることはありません。
そんな「スピードボール」を投げるために、投手自身が思う事、周囲がアドバイスする事で、あるあるな考え方があります。
それは、
腕を速く振ればスピードボールが投げられる
という考え方です。
結論から言えば、これは間違っています。
こんな投手が周りにいないでしょうか。
・腕の振りが速いくて球速が140kn/hの投手
・腕の振りがそれほど速くないのに球速が140km/hの投手
プロ野球選手で言えば、「楽天イーグルス」の松井投手のように腕を目一杯振る投手もいれば、「マリナーズ」の岩隈投手のようにそれほど全力投球ではなくても球速が出る投手がいます。
この事実からどんなことが分かるでしょうか。
それは、
リリースの瞬間の速度が同じであれば、同じだけの球速を出せる
ということです。
全体の平均速度や、速く見えるような腕の振りに意味がないということです。
どんな腕の振り方をしていようとも、リリースの瞬間に最大のエネルギーを指から伝えられれば球速は増します。
これは逆の捉え方をすれば、軽く投げているように見えてリリースの瞬間に最大のエネルギーを伝える投げ方は省エネな投球だと言い換えることもできます。
むしろ
腕はあまり振るな
と言われる時代が来てもおかしくありません。
「スピードボール」を投げるためには、「リリース」の瞬間が最大のポイントになり、できることなら省エネの形で実現できることを考えると、新しい投手の可能性が開けてくるような気がしませんか?
腕の振りが速い方が良いのは間違いありませんが、「リリース」の瞬間にエネルギーを伝えられていないのであれば意味がありません。
実は、腕の振りを意識するのを辞めて、「リリース」の瞬間だけに意識をもっていけば球速が速くなった・・・なんてことが起こるかもしれませんよ。
ぜひ、野球界の常識に囚われずに、自分の感覚を信じて色々検証してみてください。
現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の身体に関する知識を勉強できる場所がありません。
そこで「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることにしました。
「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、社会人野球まで経験した「柔道整復師」の資格も持つトレーナーが、「出張治療」として身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までを「チーム単位」にて行っています。
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