下半身は筋トレやランニングで安定なんてしない
ここ最近、「野球肩革命所」では「筋トレ不要論」を提唱しているわけですが、実は・・・私が社会人野球に至るまで本当に「筋トレ」が大好きでした。
来る日も、来る日も「筋トレ」を行って、体が大きくなることに優越感を感じていたことをハッキリ覚えています。
その瞬間はハッキリいって
野球が上手くなるという目的ではなく、かっこいい体、大きな体を目指すようになっていた
と言えます。
間違いなく方向性がずれていっている瞬間がほとんどだったので、「後悔」していますがそれはもう後の祭りです(笑)
オマケに最後は故障までしてしまったわけですが、その故障の原因にもなっていただろうな・・・と思えば何のために「筋トレ」をやっていたのかという話になってしまいます。
中でも「投手」であれば、「下半身」を鍛えるのが大好き(?)だと思います。
走り込む量といったら陸上選手よりも多い選手もいるほどです。
その「下半身」を鍛える目的は「投球に安定感を生むため」だと思いますが、「筋トレ」や「ランニング」をすると、本当に「下半身」の「安定感」を生んでいるのでしょうか。
ハッキリ言って現在の練習方法でやっているような「筋トレ」や「ランニング」では下半身の安定感を得ることはできません。
というよりむしろ、その「筋トレ」や「ランニング」が原因で不安定になっている選手の方が多いでしょう。
その根拠を前に、走り続けているのに不安定な選手や、「スクワット」をやり続けているのに不安定な選手がたくさんいることを見れば分かるのではないでしょうか。
また反対に練習をサボり続けているのにも関わらず、抜群の活躍をしている選手もいるはずです。
「投手」にとって「下半身」の「安定感」が必要なことは言うまでもありません。
しかし、それが「走り込み」や「筋トレ」によって得ることができていない現実を無視してはいけません。
「筋肉」は個人差はあれ肥大化するでしょう。
しかし、だからといって「投球」に「安定感」が生まれるわけではありません。
「下半身」を安定させる練習として「ランニング」や「筋トレ」を3ヶ月程度やって効果がなければ、他の方法を考えることをおススメします。
それぐらいの短期間で効果が生まれるトレーニング方法はたくさんあります。
逆に言えば3か月ぐらいの期間で変化を感じないトレーニングは意味がないと思って頂いてもいいかもしれません。
間違ってもやってはいけないことが
結果がでないからその分、練習時間を増やす
という方法です。
身体が疲労しないのであればいいのですが、そんな人間は存在しません。
肉体も精神も疲労をします。
もっと効率的に練習できることはたくさんあるので模索しましょう。
現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の「身体」、野球界では考えられない「常識」に関する知識を勉強できる場所がありません。
そこで「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることにしました。
「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、社会人野球まで経験した「柔道整復師」の資格も持つトレーナーが、「出張治療」として身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までを「チーム単位」にて行っています。
一人では高額な「トレーナー」を雇うことが困難でも、「チーム単位」で行えば一人当たりは低料金で取り入れることができます。
本気でプロを目指し、本気でサポートしていきたいと考えるのであれば、早くからやればやるほど効果的です。
これからの野球選手は、身体の知識を持って、「疲労の回復」と「故障しない身体創り」を行えば自然と上達していきます。