異次元の結果を残す選手に一般論を当てはめることに問題がある
そして、異次元の結果を残すような選手になりたい人が、監督やコーチの言うことを聞いていてはいけない最大の理由があります。
それは、
必ず異次元の結果を残す選手というのは、一般論や常識の枠外にいる人間であること
です。
規格外の選手を生み出すために、常識を当てはめていてはそもそも根底の考え方が違います。
これらを考えた時、野球選手として大きな上達をするために重要な考え方に行き着きます。
それは
本気で野球を上達していきたいのであれば、「監督」や「コーチ」の意見を鵜呑みにせず自分で検証する癖付けが必要
です。
他人の意見は自分で一度よく考え、自分にとって「メリット」があるのか、「デメリット」なのかを一つ一つ判断し、決断していくことが大切です。
結果的にその決断が失敗に終わったとしても、自分で決断し失敗したことが重要です。
一般的に「常識」とされる練習の中にも罠があります。
昔から言われてきた練習や、昔に主流として行われてきた練習が、今もベストなやり方とは言い切れません。
それは、さらに新しい有効的なトレーニング方法ができたこともあれば、現在の選手の生活スタイルに適していないこともあります。
もっと言えば、
「常識」と言われている練習は１０年後には「非常識」となっていることの方が多い
ということにお気づきでしょうか？
過去に成功した方法は根拠ではなく一つの結果でしかありません。
そんないい加減な根拠を元に、一度きりで短い野球人生の中で行うことはバカらしいと思いませんか？
自分で考え、選択すれば間違ってしまうことも当然あるでしょう。
監督やコーチから見ればバカらしいと思える失敗をするかもしれません。
しかし、監督やコーチから言われたことを実践したところで、成功が保証されているわけではありません。
未来は誰にも分かりません。
そんな誰にも分からない未来を生きていく上で最も重要なことは「後悔しないこと」です。
そして後悔しないためには、
自分で考え、自分で検証し、自分で実行すること
です。
自分で決断し進んでいけば、人のせいにできません。
そのため、失敗したとしても意外とすっきりした気分で前へと進んでいくことができるはずです。
「常識」の中には「今もまだ正しいこと」はもちろん存在しています。
しかし、簡単に論破されてしまうような「野球界特有の常識」もたくさん存在しています。
あなたが本気でプロ野球を目指したくて野球をやっているのであれば、「監督」や「コーチ」が言っていることも一度疑ってみることをおススメします。
規格外の結果を生み出す野球選手を見れば、決まって人の言うことを聞かない選手ばかりです。
本当に優秀な指導者であれば、そんな時期も大目にみてくれるはずです。
決して礼節を欠けと言っているわけではないことだけはご了承ください。