今年の冬場は筋トレをしない方が上手くなる

今年の冬場は筋トレをしない方が上手くなる

最近はめっきり寒くなってきました。

野球選手のシーズンも11月をもってほとんどが終了します。

12月から1月いっぱいまではシーズンオフです。

来年の2月からの本格的始な動までゆっくりと体を休めたいところですが、職業野球に近づけば近づくほど、そんな呑気なことは言っていられません。

来年の活躍のためにも、12月と1月の過ごし方が非常に大切だと理解しています。

と、ここまでの流れは、職業野球人でなくとも、少年野球や高校野球でも同じような流れで練習していると思います。

しかしそのトレーニング内容は

ジョギング(走り込み)、筋トレ、簡単なキャッチボール、軽めのスイング

といったものです。

字面にすると分かりやすくないですか?

これが来年の活躍を目指した野球選手としてやるべきトレーニングでしょうか。

この程度の自主トレはほとんど意味がありません。

というより身体を疲労させるためにやっているようなもので、故障リスクを高めているだけです。

故障してしまい活動休止の期間が生まれるだけで全てが水の泡になります。

仮に「筋トレ」や「ランニング」を基礎体力という位置付けで考えた所で、シーズン中にも継続して同じ量をやらなくては、冬場に蓄えたところで、シーズンに入って1ヶ月もすれば元通りになっています。

野球選手であれば、

冬場のトレーニングも技術練習をしっかりするべき

です。

かの有名なイチロー選手が、オリックス時代の約7年間ほど、冬場の筋トレで体を大きくした経験をメディアを通して話していました。

その結果は、シーズンインすると毎年必ず体が動かない感覚に陥っていたそうです。

そんな時に解説者なんかは、気温が上がってきていないから本調子ではないと言うものの、イチロー本人の判断としては、寒さが原因ではなく、筋トレの悪影響だと話していました。

そしてシーズンインした後、思ったような筋トレができなくなっり数カ月たった6月頃から、体が動き始めるということことに気づいたそうです。

そしてイチロー選手はいわゆる「筋トレ」をやめたそうです。

ただ冷静に考えれば寒さが原因でないことは明らかです。

イチロー選手は不調だったかもしれませんが、その時期に調子の良い選手も必ず存在しているからです。

その結果を「寒さに強い」、「寒さに弱い」といったことで判断するのは雑すぎます。

せめて「何故寒さに強いのか」を考えなければ思考停止してしまっています。

本当に考えるべきなのは、

シーズンインいた瞬間に身体がよく動いている選手がなぜうまくいっているのか

です。

もっと言えば、

シーズンを通して活躍している選手がどのようにコンディショニングしているのか

ということを考えなければいけません。

野球選手は筋トレをするための選手ではありません。

筋トレは目に見える効果が分かりやすいトレーニング種目の一つです。

そのため練習した気分にささせてくれる練習の一つです。

その結果、中毒性が生まれ、ボディービルダーのように筋トレをする野球選手も多いのですが、それがイコールでパフォーマンスの向上につながる選手はほとんどいないでしょう。

全ての選手に筋トレが適していないわけではありませんが、適している選手は極一部で、多くの選手は筋トレなんで必要ないということを肝に命じてください。

その極一部の選手ですら、筋トレが高パフォーマンスの要因ではないケースが多々あります。

さて、あなたは来年に向けてどのようなトレーニングをこの冬場に行いますか?


現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の「身体」、野球界では考えられない「常識」に関する知識を勉強できる場所がありません。

そこで「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることにしました。

「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、社会人野球まで経験した「柔道整復師」の資格も持つトレーナーが、「出張治療」として身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までを「チーム単位」にて行っています。

一人では高額な「トレーナー」を雇うことが困難でも、「チーム単位」で行えば一人当たりは低料金で取り入れることができます。

本気でプロを目指し、本気でサポートしていきたいと考えるのであれば、早くからやればやるほど効果的です。

これからの野球選手は、身体の知識を持って、「疲労の回復」と「故障しない身体創り」を行えば自然と上達していきます。

お問合せはコチラより(問合せフォーム)。

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