野球肩対策の常識/投手の肩は冷やすと悪くなるのは当たり前

野球肩対策の常識/投手の肩は冷やすと悪くなるのは当たり前

野球界では、約30年ほど前からアイシングをすることが一般化しました。

投手であれば、試合の投球後にほぼ必ずといっていいほどアイシングをやっています。

つまり、利き腕の肩関節を冷やしています。

肩関節に始まり、運動した後は冷やすことで疲労回復を促進すると考えられるようになってきました。

しかし、

人間の体を生理学的に考えると「冷やす」という行為は身体によくない

ということが判明しています。

東洋医学的には古くから言われていることで、西洋医学的にも最近では冷やさないようにする傾向が強まっています。

それにも関わらず、世の医師やトレーナーがアイシングを勧める理由があります。

それは、

応急処置的には最も簡単に痛みを取り除くことができるため治癒したような感覚に陥りやすいから

です。

簡単に言えば、問題に蓋をしているだけで根本的な解決を避けているということです。

ここで言う根本的な解決とは、「回復」や「治癒」のことを意味しています。

さらに、蓋をしているだけならいいのですが、アイシングは「回復」や「治癒」を妨げているということも分かってきています。

つまり、野球肩の対策に肩関節をアイシングしているのに、むしろ野球肩の原因を促進してしまっているということです。

アイシングが広まった要因としては、投球後に肩関節の「微小断裂」、「炎症」などがあった場合を想定し、それらの鎮静化を図るために導入されてきました。

しかし、そんなことをしなくても体は「微小断裂」や「炎症」を回復させようとして働いています。

そこに「冷やす」という行為を入れると、感覚が麻痺するため、身体が回復させる必要がないと勘違いを起こします。

つまり、アイシングが回復を遅らせるということです。

一時の「痛み」を取り除き回復を遅らせるか、疲労回復を優先させるかどちらがいいでしょうか。

一般的に考えると、投球後に「痛み」を緩和する必要性はなく、回復を促進するようなことを最優先にしたほうがいいに決まっています。

であるならば、人間の身体を考えるとアイシングよりもホットパックの方がメリットが高いと言えます。

ただし、「痛み」はアイシングに比べて消えません(『お父さん・お母さんにもできる野球肩を防ぐマッサージ方法【図解付き】』)。

今はアイシングをすることが主流かもしれませんが、気づけばホットパックが主流になっている日が来るでしょう。


現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の「身体」、野球界では考えられない「常識」に関する知識を勉強できる場所がありません。

そこで「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることにしました。

「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、社会人野球まで経験した「柔道整復師」の資格も持つトレーナーが、「出張治療」として身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までを「チーム単位」にて行っています。

一人では高額な「トレーナー」を雇うことが困難でも、「チーム単位」で行えば一人当たりは低料金で取り入れることができます。

本気でプロを目指し、本気でサポートしていきたいと考えるのであれば、早くからやればやるほど効果的です。

これからの野球選手は、身体の知識を持って、「疲労の回復」と「故障しない身体創り」を行えば自然と上達していきます。

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