お父さん・お母さんにもできる野球肩を防ぐマッサージ方法
前回の記事『お父さん・お母さんにしか子どもの肩は守れない ~野球肩の原因を知る~』では、選手生命に大きく関わる故障である「野球肩」から選手を守るためには、親御さんの協力なくしては難しいというお話をしました。
そして、まずは「野球肩」についての正しい知識を持つことに重点を置いて記しました。
最大のポイントは
野球選手の肩は消耗品ではなく、消耗品になるような使い方とケア・メンテナンスをやってしまっている
ということでした。
まだ、ご確認頂いていない方、内容があいまいな方は、本文を読む前に一度確認をしておいてください(『お父さん・お母さんにしか子どもの肩は守れない ~野球肩の原因を知る~』)。
それでは、本日は考え方のハナシではなく、具体的にどのようなケアをすればいいのか見ていきましょう。
時間にしてたった20分で場所も人が一人寝転べる環境であればできてしまいます。
1.お父さん・お母さんでもできる野球肩のケア方法(うつ伏せ編)
上半身は裸になり、うつ伏せの状態になります。
選手の腕を、【1】の矢印の角度に調整します。
角度は正確でなくても、選手が楽に感じる角度で構いません、あくまで目安です。
次に「肩甲骨」を【2】の矢印の方向に親指を使って圧をかけながら滑らせていきます(この時に「マッサージクリーム」のようなものを使用するのをおススメします)。
力加減は「痛気持ちいい」程度から、特に圧を感じない程度で構いません。
これを5~7分ほど行います。
2.お父さん・お母さんでもできる野球肩のケア方法(仰向け編)
次に上図をご覧になってください。
今度は、仰向けになり「腕」を前方に「前習え」のような状態で寝転びます。
上げた選手の腕をお父さん(お母さん)がしっかりと持った状態で、選手は可能な限り「脱力」をしましょう。
そして、上図の黄色の部分に手のひらを当て、【2】の矢印の方向をイメージし、「上腕骨頭」に「手」を押し込み、「上腕骨頭」を押し出すようなイメージで圧をかけます。
約5秒くらいをかけて1セットとし、十数回繰り返してください。
力加減は先ほどと同様で構いません。
本日紹介した2セットをできる限り毎日行ってあげるようにしてください。
お子さんとのコミニケーションんとしても野球肩のケアを行うのは非常に有効的です。
ここに記した内容のような知識が、現状の野球界では、勉強できる場所がありません。
そこで「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることになりました。
「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、出張治療の形で身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までをチーム単位で行っています。
一人で高額なトレーナーを雇うことは難しくてもチーム単位で行えば一人当たりは低料金で取り入れることができます。
本気でプロを目指し、本気でサポートしていきたいと考えるのであれば、早くからやればやるほど効果的です。
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