ホームランにはホームランの打ち方がある
野球選手であれば、誰しもが「ホームラン」を打つことを夢見ます。
しかし、「ホームラン」は誰でも打てるわけではなく、選び抜かれた才能の持ち主だけに与えられた特権・・・
だと考えられていますが、これは全くの大嘘です。
「ホームラン」には「ホームランの打ち方」というのが存在しています。
確かに、このような「打ち方」を考えなくても、「ホームラン」を量産するような選手は、才能なのかもしれません。
しかし、どこかの段階では、「打ち方」について考える日が訪れます。
「投手」のレベルが上がる中で、何も考えずに振っていれば、打てなくなる日がやってきます。
なぜなら相手の「投手」も命がけで「打者」打たれないための策を講じてくるわけですから。
そんな中で各打者は自分の役割や特徴を生かして、自分のバッティングスタイルを確立していくわけです。
逆の言い方をすれば、よっぽどの才能がない限り「ホームラン」を打つための「打ち方」をしていないと「ホームラン」を打つことはできまないということです。
イチロー選手に代表される一流の選手がいう「ヒットの延長線上がホームランになる」の方がよっぽど難しい高等技術です。
バットにボールが当たるとゴロになる??!
では、皆さんが気になっている「ホームランの打ち方」について解説していきたいと思いますが、現実的な話だけに焦点を当てたいと思います。
「ホームラン」の「打ち方」について説明する前に、一つ質問があります。
バットの芯とボールの芯が当たったら打球はどうなるでしょうか?
さて以下の4つの内答えはどれでしょうか。
1.フライ
2.ライナー
3.ゴロ
4.ホームラン
さてどれでしょう?
この質問のポイントは「ボール」の「芯」にあたっているところです。
「ボール」の「芯」を捉えた時の打球がどうなるかということです。
間違っても【4】のホームランと答える人はいませんよね!?
ましてや【2】のライナーでもありません。
では正解を、
バットとボールの芯と芯が当たった時、打球はゴロとなる
つまり、【3】が正解です。
ゴロになってしまう理由は、投手が投げたボールには、打者に対して「バックスピン」がかかって飛んできているからです。
「バックスピン」をしているということは「バット」に当たった時は「ゴロ」になるような「回転」になるのが特徴です。
まずはこの事実をしっかりと認識しておいてください。
冷静に考えれば当たり前のことでも、実際の打席に立つと「ボール」をまともに捉えにいこうとしていませんか?
それでは打ち損じない限りホームラン性の軌道を描いた打球は打つことができません。
ホームランを打つには芯のやや下側を打つ
なぜ、「ボール」の打つ位置のハナシをしたかというと、「ホームラン」の「打ち方」に大きく関わってくるためです。
「ボール」の「芯」を打つと「ゴロ」になってしまうのであれば、「ホームラン」を打つためにはどうすればいいのでしょうか。
答えは簡単で
ボールの芯のやや下側(下から1/3の位置)にバットの芯が入るように振っていく
と「ホームラン」の「軌道」で「打球」が飛んでいきます。
元天才打者で、監督としても活躍された、「落合選手」は、「マシン」から飛んでくる「ボール」に対して「キャッチャーフライ」を打つイメージで練習していたそうです。
打者が一人で得点を稼げるものといえば「ホームラン」しかありません。
野球は「2割5分~3割」の打率を叩き出せば評価されるスポーツなので、「ホームラン」を狙いつつ、打ち損じが「ヒット」になるようなバッティングに取り組んでいる選手が多数存在します。
打者にとっては、「ホームラン」が最も華やかな瞬間なのは疑問の余地がないので、「ホームラン」を打ちたくなるのは当然です。
しかし、自分は身長が低いから・・・力がないから・・・ということで諦めていませんか?
そんな理由がホームランが打てない理由ではありません。
150m級であろうが100m級であろうがスタンドを超えればホームランです。
ホームランを打つためには人並み外れた筋力や体格は必要ありません。
ただただ「ホームラン」の「打ち方」を知らないだけです。
さらに言えば、指導者の大半も「ホームラン」の打ち方を知らないから教えてもらうことがないだけです。
身長が理由なら、森選手、中村選手、落合選手はホームランを打てないことになりますが、現実として決してそんなことはありません(『森友哉・中村剛也・落合博満選手のバッティングの共通点』)。
「ホームラン」の「打ち方」のポイントは2つだけ
ホームランの打ち方のポイントは2つです。
それは、
1.ボールの下から1/3位置の高さを打つ(中心から7mm下)こと
2.自分の身体全体の力をロスすることなくインパクトの瞬間に100%を伝えること
の2点です。
どちらもかけてしまうと「ホームラン」を打てなくなってしまいます。
特に【1】に関しては、打球がフライにならなければ「ホームラン」になりようがありません(『フライをあげるのはそんなに悪いことではない』)。
冒頭でも述べた通り、「バット」と「ボール」の関係性は、「芯」に当たってしまうと「ゴロ」が飛ぶような仕組みです。
つまり
「ファールチップ」になるぐらい、やや「ボール」の「中心の下」に「バット」が入るような「スイング」が必要
です。
これはたまたまできるようなものではなく、しっかり練習してできるようになるものです。
ここでお気づきだと思いますが、
ホームランを打ったことがない選手はホームランの練習をしたことがないだけ
という可能性が高いことにお気づきでしょうか。
日本の野球現場では、中々「ホームラン練習」なんてしている光景はほとんど見かけません。
誰しもが「スラッガー」になれるわけではないにしても、一度くらい試してみて、自分の中で感覚をつかんでみるのも大切なことだと思います。
たとえ身長が低いから・・・といって「ホームラン」を打てないわけではありません。
ドミニカの選手はとにかく「ホームラン」しか狙いません。
その理由を問うと
「ホームランをがんがん打っているとメジャーリーグのチームがスカウトしてくれるから」
というものでした。
海外の一流選手が言うから正しいといったものではなく、非常にシンプルな理由で、野球を楽しむうえで重要な考え方ではないでしょうか。
自分の身体全体の力をロスすることなくインパクトの瞬間に100%を伝えるとは
ホームランを打つためには、力強いスイングが必要になってきますが、一口に「力強い」と言っても何のことを言っているのか分かりませんよね。
力強いスイングとは
その選手の身体を効率的に使うこと
です。
人間は何かの「動作」をする時、必ずたくさんの関節や筋肉、骨、神経を活用して動いています。
そんな時に各部のエネルギーが伝達されているわけですが、伝え方が悪いと伝達の過程で力をロスしてしまっています。
反対にその伝達がスムーズにいけば、一つの「筋肉」だけでは到底生み出せないようなエネルギーを発揮することができます。
「takebat.com」が「筋トレ」をおススメしない理由は、この伝達を妨げる行為になるため・・・ですが本題から離れるのでその話は別の機会にお伝えします(『野球選手は「強さ」の定義を明確にしなければいけません。』)。
しかし、「力の伝え方」をトレーニングするためには、一つの問題が発生します。
それは、
身体の効率的な使い方は人それぞれであること
です。
人間の身体というのは、外見上は似通っていても、各部を詳細に見ていけば全くの別人です。
さらに、昨日の自分と今日の自分というレベルでさえ別人と言っていいほど異なります。
そんな人間の「効率的な使い方」なんてバラバラすぎで簡単に指導することはできません。
ましてや一つのバッティング理論に集約しようということ自体が間違いだと言えます。
自分の身体を効率的に使ってインパクトの瞬間に100%の力を伝えるためのトレーニング方法
では、そんな人それぞれの身体の使い方を知るためにはどうしたらいいのでしょうか。
それは
「MONOBUN」を使ったトレーニングを取り入れる
ことです。
この「MONOBUN」を使えば、「バッティング」に関する全ての悩みを解決することができます。
「MONOBUN」は、極端な言い方をすればどんな「スイング」でも構いません。
・・・というのは極端すぎますが、自由に「スイング」していいものです。
特に決まった使い方はなく、自分が思う「スイング」のまま使用して構いません。
その中で「爆風音」がなるように、微調整をしていけば、いつしか「爆風音」を鳴らすことができます。
そして「爆風音」が鳴った時には、自分の身体を効率的に使うことができています。
つまり、その選手が本来もつ力をロスすることなく伝達し、インパクトの瞬間に100%の力を伝えることができます。
「MONOBUN」は、一般的に良いとされる「スイング」ができていたとしても鳴りません。
あくまで一般的に良しとされる「スイング」であって、あなたにとってベストなスイングではないかもしれないからです。
つまり「MONOBUN」の「爆風音」を鳴らすことができていれば、自然とあなたの身体にあったスイングを手に入れることが可能で、特に身体の使い方を考えずに、どうやれば「爆風音」を鳴らすことができるかに集中すればいいということになります。
「MONOBUN®」とは
「MONOBUN®」はリラックスした状態で「テイクバック」という予備動作をなくし、最もその人にとって効率的な身体の使い方、インパクトに100%の力を発揮するスイングをした時に「ある爆風音」が鳴るように設計されています。
判断が難しい感覚の部分を「爆風音」だけで確認できるシンプルなものです。
ネクストバッターズサークルに置かれているマスコットバットには意味がありません(『マスコットバットを使うとスイングスピードが落ちるという事実』)。
この「MONOBUN®」がマスコットバットに変わって置かれる日もそう遠くない現実だと思います。
なぜなら「MONOBUN®」には、もう一点優れたポイントがあります。
それは、「調子の波を感じることができる」ということです。
普段は「MONOBUN」を振って「爆風音」を鳴らしていた選手が、調子を崩すと必ずといって「爆風音」を鳴らすことができなくなります。
同じ意識で振っていれば「爆風音」が鳴らなくなるのは当然で、人間の身体は常に変化しているためです。
そんな微細な変化すら「MONOBUN」は感知し、体感させてくれます。
調子を崩し始めるその前に「MONOBUN」を振って、「爆風音」を鳴らすことができる「あなたに合った効果的な身体の使い方」を実現しておきましょう。
そして実際のボールを打つ感覚を得るためには、本気で技術を手に入れたい人のために開発された「木製バット」である、炭化竹バット「WINDOM」を使用しましょう。
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痛くない・折れにくい・技術が身に付く「炭化竹バット/WINDOM」
「MONOBUN」を使って「スイングフォーム」を手に入れた後は、実際の「ボール」を打つときにも同じ「スイング」を実現させる必要があります。
そんな時にはできる限り「木製バット」で練習することをおススメします。
今や、「金属バット」では「バッティング技術」が身につかないことは常識となっています(『金属バットで練習しても技術は伸びないって知ってた? ~炭化竹バットのススメ~』)。
では、「木製バット」で練習すればいいのでは・・・という話になると思いますが、ハナシはそんなに簡単ではありません。
「木製バット」は扱い方を間違えてしまうと簡単に折れてしまいます。
湯水の如く資金力があるのであれば、いくら折っても問題ないと思いますが、そんな環境下にある選手は多くはないでしょう。
そこで昔から使用されていたのは「竹バット」であったわけですが、そんな「竹バット」には「ボール」を捉えた時の「手のひらの激痛」という問題がありました。
そんなすべての問題を解決した「バット」こそが「炭化竹バット/WINDOM」です。
「MONOBUN」を使って適切な「構え方」と「スイング」を手に入れ、「WINDOM」によって実際のボールを捉える練習をすれば、「バッティング」の見違えるような変化に驚くでしょう。
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