人間は「できないこと」を練習しても一生できない

人間は「できないこと」を練習しても一生できない

皆さんは、野球の練習をする時に、どんなことを考えて練習しているでしょうか。

大半の選手は、

・「できないことをできるようになるために練習をする」
・「失敗を失敗しなくなるように練習をする」

ということを心がけているのではないでしょうか。

そして練習方法は、

できなければ、できるようになるまでその「できていない動作」を反復練習する

のが大半ではないでしょうか。

しかし、

「できないこと」というのはいくら練習を繰り返してもできるようになりません。

なんてことを言うんだ・・・と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、これはよく考えれば無意味なことが分かります。

それは、

本人は全力でやっているにも関わらず「できていない」という現状があるから

です。

つまり、失敗したくて失敗しているわけではありません。

それにも関わらず、その失敗した動作を反復練習することになんの意味があるのでしょうか。

単なる苦痛の時間を与えているだけに過ぎません。

苦痛を与える中で知恵を働かせて本人に気づかせる・・・という意味合いがあるという人もいると思いますが、それならば指導者は何のためにいるのでしょうか。

苦痛をさぼらないための監視員でしょうか。

野球は苦しむためにやるものではありません。

こんな現状はおかしいと思いませんか?

「できない」原因は目に見えないところにある

とはいえ、「できないこと」を放置しておくわけにはいきません。

ではどうすれば、今までできなかったことができるようになるのでしょうか。

それは、

失敗した動作を繰り返させるのではなく、「なぜ失敗に至ったのか」を考えてから練習をすること

です。

ある人が起こした失敗には、失敗に至るまでの過程において失敗せざるおえない状態になったからこそ失敗しています。

誰もが失敗したくないことを考えれば、その人なりに失敗しないよう心がけているはずです。

しかし、

心がけても失敗してしまうから、失敗なんです。

失敗したこと自体を繰り返し練習するのではなく、失敗するまでの過程において起こった原因を考え、そもそもの根本的な原因を取り除かない限り、失敗は延々と続くでしょう。

つまり、失敗した出来事以前に失敗になった要因の部分を修正することです。

バッティングで言えば「構え方」です。

ピッチングで言えばリリースまでの「投球フォーム」です。

変えられないことを変えようとしても意味がありません。

ましてや考えなしに失敗したことを繰り返しても意味がありません。

そんな無理な練習を繰り返せば、故障のリスクを高めるだけで、結果的に技術も伸びないどころか下手になってしまうことの方が多いでしょう。

トレーニングや練習は運否天賦でやってはいけません。

間違っていても良いので自分の中での理由や根拠をもってトレーニングをしましょう。

すると自然と検証をするタイミングがやってくるので、その時には素直に現実を受け入れて間違いであれば修正していきましょう。


現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の「身体」、野球界では考えられない「常識」に関する知識を勉強できる場所がありません。

そこで「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることにしました。

「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、社会人野球まで経験した「柔道整復師」の資格も持つトレーナーが、「出張治療」として身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までを「チーム単位」にて行っています。

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