野球のピッチャーに手首のスナップは必要ない

スナップの事実から見る野球選手に必要なこと

表現とは非常に曖昧で難しく、伝わり方も人によって解釈が様々であることをご理解頂けたのではないでしょうか。

野球界で言われている常識は、言葉のままを素直に受け入れてしまうと、人間の身体的に不都合なことがたくさん存在しています。

あくまでイメージを伝えるための言葉のものが、いつしかそのまま捉えられてしまっているようです。

そして、言っている本人がやっていないのにやっているような気になっているケースも多々見受けられます。

スナップ以外のことで言えば、打者のテイクバックがそれに当てはまります。

優秀な打者や、調子の良い時の打者は決まって「テイクバック」をとっていません。

それにも関わらず、「テイクバック」をとっていな選手が「大きなテイクバックをとることが力強い打球を打つポイントだ・・・」なんて言ってしまっているのが野球界です。

野球界は言葉の一つ一つを大切にし、検証をしなおす必要性があります。

簡単に検証もされていないようなことを指導すると、簡単に選手の人生をつぶしてしまいます。

同時に、選手自信も簡単に人が言うことを信じてはいけません。

最後に信じられることは、自分の感覚です。

選手として大切なことは、自分が一番納得した形で練習に取り組み、結果を出し、その結果がチームのためになることです。

調和を乱さない、迷惑をかけないがチームワークではありません。

自分の責任を果たすことが、結果的に、調和を乱さず、迷惑をかけないことです。

初めから、調和を乱さず、迷惑をかけないことをしていたら、臆病になりすぎてチャレンジできない選手となってしまいます。

これではなんの面白みもありません。

今回の「スナップ」に関してもそうですが、実際にスナップを使って投げるなどしてはいないのにもかかわらず、スナップを使って投げろという表現が存在しています。

「スナップ」に関しては生体力学などをちょこっとかじれば分かることだと思います。

自分の体は自分で理解して運動していかないといけません。

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