できない原因があるからできない
では、もし失敗してしまったり、できないことに気づいたらどうすればいいのでしょうか。
その答えはシンプルで、
「なぜ失敗に至ったのか」を考えること
です。
特に、その失敗に至るまでの「過程」を考えることです。
「過程」において失敗せざるおえない状態になったからこそ失敗していることが大半です。
例えば、ゴロの捕球を失敗したとしましょう。
その時に、捕球の態勢を変えようとしても効力が薄いでしょう。
その捕球の態勢に至るまでの脚運びや、動き出し方、もっと元をただせば構え方からかえていく必要があります。
あくまで捕球態勢とは、様々な動き方の結果として目に見えて現れているだけです。
その目に見えた結果の部分だけを変えようとしても答えはなかなか見つかりません。
誰もが失敗したくないので失敗しないように心がけています。
しかし、心がけても失敗してしまうから、失敗なんです。
失敗したことを練習するのではなく、失敗するまでの過程において起こった原因を考え、そもそもの根本的な原因を取り除かない限り、失敗は延々と続くでしょう。
唯一学べることと言えば、「失敗している内容をそのまま練習しても意味がない」ということが分かるぐらいです。
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