大半の野球界の練習は故障するためにやっているようなもの
現在の野球界は、ある意味思考が停止してしまっています。
昔に活躍した選手の真似や、名将と言われた監督の真似、優秀な選手の真似を繰り返しています。
ある選手が毎日1000スイングしたと聞けば、1000スイングをする選手が増え、特守を毎日したという話を聞けば、特殊地獄に陥る選手も出てくるというように・・・。
全てが間違っているわけではありませんが、この流れに一体何の意味があるのでしょうか。
確かに、これらの練習も、うまく”ハマる”選手もいるかもしれません。
しかし、大半の選手はうまくいかず、時間の無駄、労力の無駄になってしまう場合が大半です。
一人の優秀な選手は生み出せても、それぞれの個性を伸ばしてやることはできません。
というより、その一人の優秀な選手も本人が何らかの工夫をしただけで、環境が何かプラスに働いたわけではありません。
人間の身体は十人十色です。
有名な選手と言えど、たまたまある練習が”ハマった”だけです。
その「たまたま」を全ての選手に当てはめてしまうことが、どれだけ危険なことか想像するのは難しくないでしょう。