野球肩を防ぐ目的でやっているノースローの本来の目的
では、ノースローは何のためにやっているのでしょうか。
単純に休養だけが目的なのでしょうか。
その答えを知るために例え話をしましょう。
勉強をする時にこんなことを聞いたことはないでしょうか。
それは「一夜漬けするよりも毎日コツコツやった方がいい」、「寝た方が記憶される」といった話です。
これらは正しく、
脳は休息を与えた方が、よく働き脳がよく働けば記憶力も向上
します。
それでは、これは野球選手に置き換えるとどうなるのでしょうか。
野球の投手の場合で言えば、
フォームをしっかりと固めたいのであれば、脳に記憶させた方が良い
ということになります。
つまりノースローの目的は、
休息をとることで日々練習しているフォームを定着するために行うもの
ということです。
こんな目的で「ノースロー」を行っている人はいるでしょうか。
「フォームの定着」という観点で、「ノースロー」を練習として取り入れてみることは大いに効果的です。
むしろ「肩を休める」という観点で「ノースロー」をしている人は、思った以上に効果がないことを知りましょう。
野球選手ほど肩を酷使する人は、ただ寝て休んでも全ての疲労が取り除けることはありえません。