野球肩を治療する前に痛くなった瞬間が故障ではないことを理解せよ
野球肩を治療する上でも、何らかの対策を考える上でもとても大切な考え方があります。
それは、
野球肩を治療する前に痛くなった瞬間が故障ではない
ということです。
野球のようなノンコンタクトスポーツでは、故障の要因は「外傷(がいしょう)」よりも「傷害(しょうがい)」の方が圧倒的に多いことを理解しなければなりません。
この傷害という知識をもっているか否かで選手生命に大きな差が生まれます。
それぐらい大切な知識なので、明らかな故障をしていないのであれば今の間に知っておきましょう。
仮に故障してしまっていて、なかなか治らないのであれば「傷害」という知識をもとに自分の故障を見直してください。
保護者の方であれば、お子様に、指導者の方であれば選手それぞれに必ず「傷害」に対する知識を伝えてあげてください。
かくいう私も、社会人まで経験した野球を肩関節の痛みの傷害によって野球人生に終止符をうっています。
故障による終焉は、どうしても全力を尽くしきれた気がしないため後味の悪いものになってしまいます。
なんとか取り返しがつく内に、障害の正しい知識を持ってケアやメンテナンスに取り組んでください。