野球肩の本質~野球肩の痛みと原因・治療法について【5】

野球肩が治らないのはノースローの意味を理解していないから

大半の投手が1週間に1回は必ず行っているものがあります。

それは

ノースロー日をつくること

です。

つまり、投球をせずに肩関節の疲労度合いを調整しようというものです。

最近では、高校野球の強豪校と言われるような高校であっても、定期的な練習の休息日をとるようになってきました。

パフォーマンス向上面でも、体づくり(『野球肩を治療する前に「肩をつくる」の意味を知ろう』)を考えても、「休養」が必要不可欠であることが、近年でやっと定着してきました。

投手のような負担が大きい特殊なポジションに関しては、定休日にプラスしてノースローをしていくというような方法で回復を促進させています。

しかし、そんな野球選手にこそ考えてみて頂きたいことがあります。

それは

ノースローは何のためにやるのか

ということです。

単純に休養するだけが目的なのでしょうか。

実はノースローは回復だけが目的でやるわけではありません。

パフォーマンスの向上に直結する部分をもってます。

付け加えれば、投手の肩関節にかかる負荷は、ただ休息をしていれば回復する程度のものではありません。

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