野球肩が治らないのはノースローの意味を理解していないから
大半の投手が1週間に1回は必ず行っているものがあります。
それは
ノースロー日をつくること
です。
つまり、投球をせずに肩関節の疲労度合いを調整しようというものです。
最近では、高校野球の強豪校と言われるような高校であっても、定期的な練習の休息日をとるようになってきました。
パフォーマンス向上面でも、体づくり(『野球肩を治療する前に「肩をつくる」の意味を知ろう』)を考えても、「休養」が必要不可欠であることが、近年でやっと定着してきました。
投手のような負担が大きい特殊なポジションに関しては、定休日にプラスしてノースローをしていくというような方法で回復を促進させています。
しかし、そんな野球選手にこそ考えてみて頂きたいことがあります。
それは
ノースローは何のためにやるのか
ということです。
単純に休養するだけが目的なのでしょうか。
実はノースローは回復だけが目的でやるわけではありません。
パフォーマンスの向上に直結する部分をもってます。
付け加えれば、投手の肩関節にかかる負荷は、ただ休息をしていれば回復する程度のものではありません。