チーム練習は野球選手として個人の能力を高めるものではない
野球選手は、他の競技の中でも練習が長時間であることで有名です。
毎日毎日、その他の競技の選手より、走り込みや筋トレをやっている選手がたくさんいます。
ところでそれらの練習メニューは誰が決めているのでしょうか。
野球界では、プロレベルになっても、監督やコーチが決めています。
監督やコーチが過去の経験から現在のチームに足りない部分を洗い出し、それらの課題を潰していこうと考えます。
そしてその最大の争点は、
チームが勝利すること
です。
もっと正確に言えば、チームの勝率を高めることです。
そのために各選手の得手、不得手を見極め、適したポジションや打順に選手を配置していきます。
そのような立場にある人間が練習内容を決定させるとどのようなことが起きるでしょうか。
それは、
いくら口で個性を尊重すると言ってもチームの勝利を優先すれば各選手の技術の向上は後回しにされる
ということが発生します。
そのため、個人に指導する内容よりもチームの勝利に関する内容にウエイトが置かれることは当然なため、自分がうまくなるためには、自分で練習方法を考え出さなければなりません。
間違ってもチーム練習の中で上手くなろうと考えてはいけません。
チーム練習はあくまでチーム全体の連携を重視しているため、個人の能力を高めるものではありません。
となると2つのある事実に気づくことになるはずです。
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