今、野球選手にもっとも必要なことは練習内容を疑うこと
一つ目は、
チームで練習しなければならない内容なんてさほどない
ということです。
サインプレーや守備の連携、走塁の連携、そして最も大切な紅白戦ぐらいです。
それにも関わらず日本の野球界はチーム練習の時間が半端ではないぐらい長時間です。
現在、メジャー選手として活躍する選手を大量に排出している中南米の選手は、15歳になるまで特定のチームに所属せず、個人技を高めながら週末に人を集まて試合をやっていたりするほどです。
野球のチームプレーとは、あくまで各人が個人プレーを確実に成り立たせた上に初めて成り立つものです。
二つ目は、
野球選手として上手くなるための練習とはチーム練習が終わった後の影で行う練習であること
です。
いくらチーム練習でさぼっているように見える選手であっても、活躍している選手は決まって見えない所で野球のことを考えています。
それは単に道端を歩いている時でさえ、自分の身体の使い方や野球への動作へのヒントを模索し、閃きと実践と検証を大切にしています。
そして最も重要なある考え方を大切に生きています。
それは、
どれだけ多くの練習をすることよりも緊張感がより高い1つの試合に出場する方が上手くなること
です。
今やっている練習内容は自分で選択して行っているでしょうか。
まずは行っている全ての練習を意味がないもの・・・という視点で疑って考えてみてください。
それでも意味があるものは残していけば問題なく、意味がないのであれば直ちに辞めましょう。
無駄なことをやっているほど野球人生は長くはありません。
ページ: 1 2