野球の練習は「上手くなること」よりも「こなすこと」が優先される

上達しないのは選手が悪いのではなく練習内容に問題があるだけ

練習の本質とは、

長時間であろうとなかろうと、辛くても辛くなくても、罰があろうとなかろうと、野球が上達するかどうかで良し悪しが決定されること

です。

練習内容の良し悪しに、選手の才能は関係ありません。

そして全ての選手に当てはまる正しい練習なんて存在しません。

一人一人にあった正しい練習が存在し、瞬間瞬間にあった正しい練習が存在するだけです。

それにも関わらず、一つの正解に当てこもうとすれば多くの選手が落ちこぼれてしまうことは必然です。

しかも長時間でツライ練習をしなければ、野球選手でいられない状況を野球界が作り上げているため、大好きな野球を取り上げられたくない選手は一生懸命なんとかしようとします。

すると、本来は上手くなるためにやっていた野球の練習が、内容は関係なくこなすことに意識が集中していきます。

果たしてこなすだけを目的にした練習に意味があるのでしょうか。

その答えは皆が分かっています。

しかし、分かっているのに現状を変えることはありません。

精神を鍛えるような練習よりも技術論を高めるような練習を優先しましょう。

チーム練習で必要なことは連携やサインの確認程度で十分です。

純粋に野球が上達するための本来の練習の在り方に戻す時が来ているのではないでしょうか。

今一度、練習の本質とは何なのか、そしてその本質にそった練習ができているのか、自分の毎日を振り返って考えてみてください。