野球の練習は「上手くなること」よりも「こなすこと」が優先される

野球の練習は「上手くなること」よりも「こなすこと」が優先される

野球界の練習は、昔から上手くなるためには「長い」「辛い」「罰がある」という三重苦の元で練習をしなければならないと考えられています。

ミスや試合で負ければ、練習時間は長くなり、内容は辛いものが重視され、さらには精神を鍛えるためにと罰ゲーム要素でしかない練習が取り入れられます。

よくある「いいっていうまでやっとけ!」といった終わりの見えない、ただただ苦しい練習です。

野球界にどっぷりつかっていた頃の私自身も、そんな現状に何の疑いも持たずにやっていたことを記憶していますが、いざ離れた第三者の立場から見れば不可解でしかなりません。

練習の本質を考える人が野球界には一人もいないのか・・・と嘆きたくなるような現状です。

しかし思い返せば、現役時代にも「こんな練習をして意味があるのか?」と思っていた瞬間があったことを思い出します。

それにも関わらず、なぜこのような練習の本質を見誤った状況が継続されているのでしょうか。

それは、

野球界の練習は上手くなることよりも、練習内容をこなすことが優先されるようになっているから

です。

考える暇もないほど練習時間を使い、考える体力がなくなるほど身体を酷使させ続けます。

すると人間はいつしか「自分で考える」という行為そのものを辞めます。

そして、そんな野球界の常識から外れていった人間は、才能がなかったというレッテルを貼られて業界から抹消されていきます。

確かに、辛く長時間にわたる練習によって上達した野球選手が存在するのは事実でしょう。

しかし、その辛く長時間にわたる練習のせいで下手になっている選手がいることを否定してはいけません。

上手くならないのは、その人の才能が問題なわけではなく、練習内容に問題があるだけです。

>次のページ:上達しないのは選手が悪いのではなく練習内容に問題があるだけ

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