湿布の役割
みなさん、身体を痛めたらいした際には、湿布を貼って治そうとしたりしますよね?
日常で言えば、お父さんが寝る前に肩に貼りまくっているのを目撃したりしていると思います。
しかし実は・・・?!
湿布を貼っても怪我はよくなりません。
これ意外と知らない方も多いと思いますが、湿布の役割を皆さん捉え違っています。
湿布は消炎鎮痛効果によって痛みを和らげているだけということを理解してください。決して治しているわけではありません。
これは『肩を冷やすとダメな理由をちゃんと解説してみました。』でも説明したアイシングの効果と非常によく似ています。
例えば捻挫した、デットボールとなった、などによって、腫れが確認できたり、あざが確認できたりするかもしれません。
しかし、ここもアイシングと同様で、痛みが我慢できるようであれば、冷やさないでそのままにしておく方が治りは早くなります。
治らないどころか・・・
湿布は消炎鎮痛効果で痛みを和らげているので、故障の原因を修復するわけではないのですが、さらに悪いことに、身体の修復機能まで低下させています。
これもアイシングと同様の現象です。
そもそも湿布は消炎鎮痛剤によって冷やして痛みを止める薬です。血流を阻害して痛みを取るものですので、修復される栄養素を阻害してしまうというデメリットもあります。
「痛み」というのはある意味、身体に修復を促すシグナルのようなものです。
その「痛み」を取り除く行為というのは、修復作業を妨げる行為そのものということを理解しておく必要があります。
多くの方は、怪我や故障を治そうというつもりでシップを貼っていると思いますが、湿布を貼ったおかげで、修復用の物質まで患部に届かなくなっています。
湿布に限らず、薬の多くは似たようなデメリットが必ず存在します。
湿布の貼り時
では湿布はどのような時に貼るのが効果的なのでしょうか。
基本的には貼ることをおススメしませんが、「痛めたところが痛くて我慢できない」、「夜も眠れない」・・・といった時のみ使用するのが一番だと思います。
このような時ぐらいしか、貼るメリットというのはないと思います。
逆に言えば、そこまで痛いのであれば、すぐに適切な処置をして下さる方に診察をうけてください。
湿布を常備薬のように常に体のあちらこちらに貼り付けている方もいらっしゃいますが、痛み止めにしかなっていません。
女性は特に気をつけましょう!冷え性にもつながってしまいますので。
湿布は貼っても怪我は治りません。
できる限り貼らずに、可能な限り我慢をして、どうしようもない時にだけ一時的な痛み止めとして使用することをおススメ致します。
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