投げ込みとはただ数を数えることではない
今はみなさんシーズンオフ中でしょうか?
シーズンインの前や合宿中などに投手がよく行う練習に「投げ込み」があります。
その際にはよく
ある日数をかけて〇〇球投げる
一日〇〇球投げる
というように球数を決めて取り組むことがほとんどではないでしょうか?
でも冷静になって考えて欲しいことがあります。
それは
練習の球数制限って何のためにやっているの?
ということです。
これだけ見てしまうと、球数を数えるために投げ込みをしているようなものです。単純に球数を投げて練習をこなして終了ということです。
これでは投げ込みをするメリットが何もありません。
早く、
数を数えることが投げ込みではない
ということを理解する必要があります。
正しい投げ込みの在り方
それでは、どのようにすることが、正しい投げ込みの在り方なのでしょうか。
投げていて楽しく、なおかつパフォーマンスの向上にもつながるような投げ込み方法などあるのでしょうか。
でも、これって意外と簡単です。
それは、
「今の自分にできるかできないかギリギリの目標設定をすること」
です。
具体的にいうと
右打者のアウトコース低めのストライクを持ち球の球種全てにおいてコントロールできるまで投げる
苦手な変化球を四隅にそれぞれ10球いくまで投げ続ける
といったようなものです。
上記のような練習設定を行うことで、モチベーションの維持、練習のユーモア度、パフォーマンス向上、練習の趣旨が明確になること、につながります。
自主的に取り組むことによって、「自分のパフォーマンスを向上させる練習だ」という意識が芽生えてきます。
結果論、かなり少ない球数で終わることがあると思います。
しかし、大半はかなりの球数を投げ込むことが多くなると思います。
ただ漠然とボールを投げ込むことに、全く意味はありません。ただただ故障のリスクを高めているだけです。
せっかく練習するのですから全ての練習に意味を与えて、最速最短でスキルアップできるように取り組んでいきましょう。
投げ込みすぎることへのリスクをお考えになる方もいらっしゃると思いますが、実は肩というのは消耗品ではありません。
この辺のことは別の記事に記しているので投げ込みをする前に読んでおいてください。
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