【野球肩の対策】投球する時に働いているのは「肩関節」だけではない
「肩関節」はとても大切な「関節」であることは間違いありません。
しかしながら、「野球肩」を防ぐためには「肩関節」よりも他のところに原因が眠っていることの方が多くあります。
というか大半は「肩関節」に原因がないと言っても過言ではありません。
これを説明するのは簡単です。
「腕」を上げるときには「肩甲骨」や「肋骨」が動きます。
仮に、この動きが何かしらの原因で制限されていれば、腕を上げるという行為は異常な状態になります。
さらには、「肋骨」には「腹筋」や「腰部の筋肉」が付いており、それらは「骨盤」にもつながっています。
「骨盤」には沢山の「脚の筋肉」もついている・・・と考えていけば、腕を上げるという動作に「下半身」も関与していることが分かるはずです。
つまり、このどの部分が不適切な動きをしたとしても、どこかに負担がかかってしまうことを意味しています。
そしてその負担が繰り返されることで、「故障」となって発症します。
これが「野球肩」の正体です。
これだけ理解できれば、「肩」の「痛み」をとったとしても、すぐに「野球肩」が再発してしまう原因が分かるはずです。