左投手はクロスファイヤーなのに右投手はクロスファイヤーではない理由
野球をやっている方であれば、「クロスファイヤー」という言葉を一度は聞いたことがあるはずです。
そんなに良く聞く言葉なのに、この「クロスファイヤー」という言葉に疑問を感じたことはないでしょうか。
「投手」には「右投手」と「左投手」がいます。
それにも関わらず、
「クロスファイヤー」と「左投手」の「対角線」へ投げるボールのこと
を言います。
同じ「対角線」への「ボール」でも、「左投手」だけ「クロスファイヤー」と呼ぶのは何故なのでしょうか。
その理由は簡単で、
「右投手」と違って、「左投手」だけに与えられた特権とも言える「ボール」だから
です。
では、次の疑問が生まれます。
それは、
「右投手」と「左投手」ではどのような違いがあり、そして「クロスファイヤー」はなぜ打ちにくいのか
という疑問です。
以前の記事で、「右投手」と「左投手」の違いをお伝えしました(『「右投手」と「左投手」を左右対称で考えてはいけない理由』)。
この記事では、
人間の身体の構造を考えると「右投手」は腕が上がりにくく、「左投手」は腕が上がりやすい
といった内容でした。
この人体の構造の違いが、「左投手」の対角線への「ストレート」だけを「クロスファイヤー」と言う理由につながってきます。