「野球」で学べること、学べないこと
私は野球によってたくさんのことを学びました。
中でも大きな要素は、
「勝負に勝つためには何が必要なのか」を考える力
を得たことです。
どのようにしてライバルからレギュラーを勝ち取るか。
それえと同時に、チームとの連携・協力をどのようにしていくのか。
先輩後輩のあり方や、人として基本になる挨拶や返事、言葉の使い方などを学びました。
これは、野球を辞めた後にビジネスをすすめて行く上でも、生活していく上でも必要になってくることです。
しかし、逆に言ってしまえば野球を通じて学べて一般社会に出て通用することはこの程度です。
つまり、野球をやめてしまった人はただの身体の大きい人です。
反対に学べなかったことの大きい部分は、野球関係者以外の人との付き合い方や、野球以外の先輩後輩などとの付き合い方です。
私は会社を経営しているので、いろいろな会社との取引方法や、ビジネスにおけるマーケティング方法、顧客に対するサービスの方法など、組織を作る側の勉強をたまたまできました。
学べること、学べないことは選手一人一人の価値観の問題だとは思いますが、私はそう思いました。
何がいいたいかというと、野球人生を長く続けていくと、30歳や40歳になった時、つまり野球界から離れた時にどうしたらいいのかということを選択する時が必ず訪れ、その際には自分で考える癖づけが必要だということです。