投手が球速を上げることと体の負担を減らすことは同じこと
では、投手が球速を上げるためにはどうすればいいのでしょうか。
シンプルに考えれば、腕を振る速度を早くすれば球速は上がります。
しかし、150km/hのボールを投げるからといって150km/hで腕が振られているわけではありません。
150km/hの球速で投げられるのは
各部のエネルギーを伝達させながらリリースの瞬間に150km/hの速さでボールが放たれるだけのエネルギーがボールに伝わったから
です。
この意味が適切に理解できた人であれば、筋トレで球速を上げようとしても意味がないことを理解できるでしょう。
球速を上げる最大のポイントは、
最も簡単で体への負担が軽い方法で行うこと
です。
エネルギーを伝達する時に、エネルギーを増幅させるシンプルな方法はロスしてしまうエネルギーを減らすことです。
そしてこのロスしたエネルギーが身体への負担となっています。
つまり、
身体への負担を減らす行為と球速を上げる行為はイコールということ
です。
体への負担を増加させる筋トレのような難しいことをするよりも、体への負担を減らすシンプルな方法を模索しましょう。
では、そんな方法の代表的なものをご紹介します。
それは、
重力を使うこと
です。