野球肩を治療する前にアイシングを辞める勇気を持とう
アイシングは野球肩の対策にはなっていません(『アイシングをしても野球肩の対策にはならない』)。
野球選手にとってアイシングが効果的な要素で言えば精神面だけでしょう。
いわゆる「プラセボ効果」というもので、アイシングが効果的だからという思い込みによる効果だけでしょう。
しかし、実際の身体の中では真逆のことが起きており、脳をだまし続けるのにも限界があります(『野球肩を治療する前にアイシングは脳をだましているだけだと知ろう』)。
アイシングについての「メリット」と「デメリット」については何度も記事にして伝えて来ました。
しかし、頭ではわかっているも、簡単には今までやってきたことを辞められないのが人間です。
何度も言いますが、
アイシングは痛みを緩和するだけ
です。
痛みを緩和することと治療は別物です。
野球選手にとって必要なことは「痛みを取り除くこと」と「疲労を回復させること」のどちらでしょうか。
両方を同時にできることがベストなのは言うまでもありませんが、アイシングはこの二択を迫られています。
今の痛みを取り除いて疲労回復を遅らせるか、痛みがあっても疲労回復を促進するのかどちらがいいでしょうか。
野球選手にはアイシングを辞める勇気が求められています。
本当にあなたはアイシングをしていて疲労の回復が促進した経験がありますか?
アイシングをやらない時とやった時の翌日の変化を比べたことがありますか?
人から言われたからやっているだけではないでしょうか?