野球に必要なトレーニングを知るには身体の役割を知る
野球選手がトレーニングをする上で大切なことは、
体を動かす(つまり「動作」)うえで、各組織や各器官の役割をシンプルに考え、その役割を強化する練習方法を考えること
です。
そのため、
野球選手には身体の各部の役割を知ること
が始めに必要です。
まずは「骨」の役割とは何なのか考えてみましょう。
「骨」は「骨組み」と言われるように体の支柱的な役割をしています。
そして「骨」は「関節」というつなぎ目を形成し、機能的に動くことができるようになっています。
生理的な話をするば、「骨」は「血液」を作り、臓器保護の役割も担っています。
いわば体を守るものとして捉えると間違いありません。
しかし、「骨」を動かそうとすると「骨」だけでは動かすことができません。
そこで野球選手が大好きな「筋肉」の登場です。
「骨」に「関節運動」という機能を持たせるため「筋肉」や「靭帯」という組織が「骨」に付着しています。
ではその「筋肉」はどうやって動いているのでしょうか。
そのほとんどは「神経」による指令によって動いています。
そしてその「神経」は「脳」や「脊髄」などの「中枢」とその他の「末梢神経」に分類され、「筋肉」には「末梢神経」の中の「運動神経」という神経が付着し、信号を伝達しあっています。
この流れを一括りとして、「骨」は「関節運動」という「動作」を実現することができています。
本来はもっと複雑で、未だ解明されていないことがたくさん起きていてますが、シンプルに考えると上記のような流れで人間の動作が出来上がっています。
難しかったですか?
実はこの内容は小学生の理科レベルの話です。
この流れを知った上で、トレーニング内容を考えると様々な発見があります。