野球人生とは身体のマネジメントである
野球肩革命所をご覧になって頂けているということは、あなたは何らかの野球関係者でしょう。
プレイヤーとして全国優勝を目指していたり、甲子園やプロ野球選手、さらにはメジャーリーガーを夢見ている選手だったりすると思います。
または、それらの選手を支える立場にある指導者や保護者の方なのかもしれません。
かくいう私も、3歳から野球に触れ、野球漬けの人生を送ってきました(今でも関わり続けているぐらいです・・・)。
私の野球人生は幸運にも、周りのたくさんの方々に支えられ、甲子園にも出場させて頂き、アマチュア(社会人)野球で全国制覇を経験させて頂く所までプレイヤーを続けることができました。
残念ながらプロ野球選手の夢は叶わなかったものの、野球を通じてたくさんの貴重な経験を頂くことができました。
そんな経験の中でも、野球人生を通して最も身に染みて感じたことがあります。
それは、
野球人生とは身体のマネジメントである
ということです。
野球選手は、怪我・故障をせず、疲労回復の促進を実現できれば、プレイヤーとしてある程度の所までは誰でもいけるんじゃないかと考えています。
あたなは今、
・肩や肘などを故障している
・身体のどこかに痛みや違和感を感じている
・自分が指導する選手が故障に悩まされている
という立場におかれているかもしれません。
しかし、その思いとは相反して
・もっと練習をしてうまくなりたい
・もっと試合にでたい
・“今” 勝利を掴むにはこのプレイヤーを使わなければいけない
という葛藤のもと 日々過ごされているかもしれません。
まさに、私もその一人だったので気持ちは痛いほど理解できます。
私は野球人生を肩の故障(いわゆる野球肩)によって終わらせています。
肩の違和感に気づいていながら、だましだまし続けた結果でした。
その理由は、回復を考える以上に、練習を一日休む様々な恐怖が自分を駆り立てていました。
当然ながら、葛藤の日々が長続きするわけもなく「野球人生とは身体のマネジメント」という言葉を痛烈に感じる日がやってきます。
私で言えば145km/hのストレートを投げていたにもかかわらず、塁間すら投げることができなくなったのです。
そこから連動するように肩を治したら肘を痛め、肘を治したと思ったら肩が再発し・・・最後には引退することになりました。
当然ながら、身体のケアを怠っていた自分のことを攻めたものの、そこには野球界特有の問題があることにも同時に気づきました(とはいえ最終的には全て自分が悪いのですが)。
その問題とは、
現在のように医療が進んだこの日本においても野球選手の故障や怪我は簡単に治すことができない
という事実です。
医療関係者や名治療家と呼ばれる人でも、実際の所は野球選手の身体については無知な部分が多いということです。