野球選手にストレッチはいらない

野球肩を治療する前に人体における筋肉の役割を知ろう

野球界では、筋肉の役割をはき違えてしまっているため、ストレッチで筋肉に対して何らかのアプローチをしようとします。

筋肉は関節と密接な関わりがあります。

そして人体は、筋肉が主体ではなく関節が主体となって成り立っています。

そんな中で、人体における筋肉の役割は、関節運動によって関節が痛まないようにサポートする触媒として存在しています。

そのため、

筋肉は、地球上に存在するエネルギーである「重力」をうまく活用し、重心位置を移動させることで生み出す動きに短縮と、伸張を繰り返し適応させるもの

です。

ボディービルダーや重量挙げの選手となると話は変わってきますが、野球選手のように「動作」のパフォーマンスを高めることが目的の選手にとっては、筋肉の主体的な強さは関係ありません。

そんな筋肉の特性、野球という競技性を考えれば、ストレッチによって筋肉にアプローチをしても意味がないことを理解できると思います。

関節運動を考えた上でのストレッチを行わなければ、野球選手には意味がありません。

関節運動の範囲を飛び越えるようなストレッチや筋トレは野球選手にとっては有害です。

逆にストレッチにより筋肉が硬くなったり、しこりができるという悪影響を生み出します。

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