野球肩を治療する前に肩が自分で治りたがっていることを知ろう
野球肩になってしまった選手は、自分の肩関節を治そうと必死になっていると思います。
しかし、それらの大半の選手が忘れてしまいがちになっていることが野球肩になった選手の回復を遅延させています。
それは
故障している肩関節自身が治ろうとしていること
です。
人間の身体は、常に自分自身が求める方向に向かっています。
たとえ、故障をしても、病気になっても、それが自分の本心ではないと思いたくても、結果として現れていれば、それが自分の求める方向性です。
苦労が多かった人、一生懸命に頑張った人、真面目に頑張った人ほど、皮肉なことに自分の現状が分かりにくくなってきます。
そんな人は一度くらい息を抜いてみてください。
息を抜いた時、練習をサボった時に初めてわかることもあります。
サボることや手を抜くことは、一般的に悪とされるため、怖くなる自分がいるでしょう。
それは、自分自身に負荷をかけ、頑張ってきた証拠です。
単純に体が悲鳴をあげて当然だっただけです。
このように考えれば、野球肩といった故障も自分を見つめ直す上で必要な出来事だと言えます。
がんばらないという頑張りも大切です。