野球選手に必要な筋力トレーニングとは
野球選手が考える筋力トレーニングとは何でしょうか。
恐らく、腕立て伏せやベンチプレスといった筋肉に負荷をかけるようなトレーニングを想像するでしょう。
俗にいう「筋トレ」と言われてイメージする分類のトレーニングです。
これは「筋トレ」に明確な定義がないため、野球界で一般的に行われている筋力トレーニングを「筋トレ」だとすれば、「筋トレ」は野球選手には効果的なトレーニングとは言えないと野球肩革命所ではお伝えしてきました。
詳しくは『野球肩を治療する前に野球選手に筋トレが無意味だと知ろう』
では、野球選手にとって必要な「筋力トレーニング」とは何なのでしょうか。
スポーツ選手である以上、パフォーマンスは向上させていかなければならないため、体に張り巡らせた筋肉に何らかの成長要因を与えなければいけないことは紛れもない事実です。
では、どのような「筋力トレーニング」を野球選手はすればいいのでしょう。
それを知るためには、
野球というスポーツが身体全体を使って行うスポーツであること
を理解する必要があります。
身体全体を使っている以上、必ず重要になってくるポイントがあります。
そのポイントとは、
力(エネルギー)の伝達方法
です。
つまり、野球選手に必要な「筋力トレーニング」とは、
野球に必要な動作の時の力の伝達を効率的な(ロスが少ない)ものにする
ということです。
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