究極のシャドーピッチングのやり方
投手であれば一度は「シャドーピッチング」をやったことがあるでしょう。
私の現役時代のように、毎日「シャドーピッチング」をやっている人もいるでしょう。
しかし、実は正しい「シャドーピッチング」の方法を知っている人は野球界にほとんどいません。
まずは「シャドーピッチング」の目的について考えてみましょう。
恐らく大半の人は、
体への負担を減らしながら自分のフォームを確認し正しいフォームへと近づけるために行う
ことを目的としているのではないでしょうか。
しかし、ここには2つの問題があります。
それは、
・正しいフォームとは何なのか判断できないこと
・見た目で見えることと体が認識することが違うこと
です。
正しいフォームは、目指すところによって異なる上、人間の身体なのでアプローチの方法は千差万別です。
それにも関わらず「正しいフォーム」をどうやって定義すればいいのでしょうか。
また、鏡や動画、画像などを通して自分の姿を見ても、体の認識と実際の動きには常に違いがあります。
見た目でカタチを実現したとしても、感覚としてはしっくりこないことなんてザラに存在しています。
そのため、野球界で広く行われているシャドーピッチングには大した効果もないので、気分転換ぐらいにしかなっていません。
では、どのようにシャドーピッチングをやればいいのでしょうか。
それは
限りなくゆっくりシャドーピッチングを行うこと
です。
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