アイシングは治療の役割はありません
何かあるとアイシングをすることが多い野球界ですが、アイシングには「治療」の役割はありません。
何度もお伝えしていますが私はアンチアイシングです!
なぜなら体の生理機能に反している行為をしているからです。
◆アイシングのリスクについて知っていますか?~本当は怖いアイシングの正体~
とはいえアイシングが100%いけないということではないので、本日はアイシングに関してどのような方法があるのかということを記していきたいと思います。
現場に治療技術をもった専門家がいない時や、あまりにも激痛が走っている場合など、基本的には緊急な時などに使用する程度での活用をおススメします。
1.氷嚢を使ったアイシング
「氷嚢に氷を入れてアイシング箇所にバンテージで巻きつける」という定番の方法です。
これは非常にどこにでも使いやすい方法で、関節や筋腹など大体どこの部分にも使えるアイシング方法です。
バンテージを使用することで、氷嚢の体絵の密着度が高いことも便利な要因です。
2.アイシング用サポーター
アイスノンを専用のアイシング用サポーターに入れて、それぞれ決まった部分に装着する方法です。
最近の甲子園などでも採用されている方法ですね。
この方法は残念ながら、メリットよりもデメリットの方が多いように感じます。
まず密着性が乏しく、完全に冷やすことができない、サポーターの形が決まっているので、他の部位には使用できないなどがあまり効果を発揮しない点です。
さらに言えば、値段が少々高めです。そのため、あまり使用はお勧めしません。
3.紙コップで氷をつくる
紙コップに水を入れ冷凍庫で凍らせた、アイスマッサージ用の氷を作って冷やす方法です。
これはメリットとデメリットが大きく分かれます。
メリットとしては、アイスマッサージができるということ。
アイスマッサージとは圧迫しながらマッサージしつつ、冷やしているので神経的な痛みは抑えることができます。
つまり、血行を活性化することができます。
デメリットとしては水が垂れてしまうため場所によっては、やりずらく、できないことも多いということです。
ちなみに肘や膝、足首、手首などで片方ずつ行う場合には最適です。
とはいえ、やはりアイシングは・・・
この他にも、機械で行うアイシング方法や、その他ありますが、上記3つくらいが汎用的です。
比較的場所問わず、日々の練習中でも行うことができる方法なのでご紹介いたしました。
ちなみに私は現役時代に、アインシング命のようにアイシングを毎日毎日行っていました。
しかし繰返しになりますが、身体の構造を少し勉強すれば、アイシングが治療の目的で利用されることは間違っていることが理解できます。
それでもケースによっては利用しなければならない時もあると思いますので、その際の参考にして頂ければと思い取り上げました。
ご参考までに。