野球選手の言う「強くなる」は何が強くなるの? ~トレーニングをやる意味について~

一番初めに大切なことは疲れにくい身体つくりをすること

「体」に乳酸(疲労物質)をためながら、厳しいトレーニングを繰り返すというトレーニング形態には限界があります。

それでも人間の身体は適応するため、トレーニングをこなすことができるようになっている気がしますが、体はパンパン、足も腕もパンパン・・・になっているだけです。

適応しているだけで上手くなったり強くなったりしているだけではありません。(言い方を変えれば限界を超えた力を発揮しているだけ、つまり無理している)

疲労物質を貯める練習をすると、

・少し動くと疲労物質が溜まる体となる
・回復しにくい体になる
・体はパンパンであることが通常と身体が認識してしまう

という身体の認識になっていきます。

ピーーーーンと張りつめた糸の状態でトレーニングを続けることになります。

その結果、なんらかのきっかけがあれば「ブチッ」となってしまいます。

はい、戦線離脱、全治3ヶ月・・・。

シーズン真っ最中の出来事であれば、もうそのシーズンは終了です。

シーズンオフに起きても、レギュラーではない選手であれば、春先の一番アピールしたい時期に治療中ですから実質シーズン終了です・・・。

こんなリスクが潜むことはギャンブルにもなっていません。

こんな無謀なトレーニングを繰り返すわけではなく

・回復促進されるような体つくり
・疲労物質がたまりにくい体つくり
・パンパンになりにくい体つくり

こういった体を作ることが重要になります。

その結果、たくさんの練習できて、壊れにくく、疲れにくい、そして上達するトレーニングができるようになります。

それは、適正な動きと、感覚でしか作れません。

どれだけ本でトレーニング方法を勉強しても、運動を勉強しても難しい話です。

自分にあったトレーニング方法は自分にしか探すことができないのが人間の身体なのです。

「何をどうするべきか」、「今の自分のトレーニング形態はどちらに当てはまるのか」といったことを何よりも始めに考える必要があります。

寝れば回復するということも真実とは言えません。

あなたは何のためにトレーニングしているのですか?

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