左右対称に鍛えることに意味はない

「左右対称」が良いという専門家は何の専門家?

「専門家」と称する方々は、各分野に沢山存在しています。

しかし、その「専門家」と呼ばれる人たちは、その分野の「専門家」いう明確な定義は存在しません。

また、様々な資格も存在しますが、「国家資格」もあれば「民間資格」まで存在しており、何が正しいのかは分かったものではありません。

批判を覚悟で言えば、「医師」でさえも怪しいものです。

「医師」とは何の「専門家」かご存じでしょうか。

「体」を全て知っている人のことでしょうか。

また、「弁護士」は「法律」を全て網羅していると思いますか?

そんなことはありませんよね。

「医師」によっても専門分野が様々あります。

「弁護士」でも同じことが言えます。

完璧にその分野全体を網羅することは当然のことながら困難なことです。

また、「専門」という考え方とは別に「特権」というものも存在しています。

例えば、人の体にメスを入れられるのは「医師」だけの特権です。

「弁護士」にしか行うことができない「調査」という特権もあります。

これらのことを考えれば、専門家とは、

周囲の人間が思い込んだところが専門家か否かの境目

なのかもしれません。

専門家の言うことは正しいのか

この事実は、野球界においても言えることです。

業界の経験が長い「野球指導者」は、長くいたから「専門家」と言えるのでしょうか。

何らかのトレーナーの資格を持ったトレーナーは何の専門家でしょうか?

専門家と呼ばれる人が常に正しいとは言い切れません。

判断を仰ぐのであれば、何の分野の専門家であるのかを理解しなければいけません。

しかし、その境界線を正しく理解するためには、自分がある程度の「知識」と「経験」がなければ判断することができません。

では、一体何を信じればいいんだ・・・という話になってしまうと思いますが、ここで一つ大切なことに気づくはずです。

それは、

自分で考え、自分で検証し、答えを見出していくしかない

という事実です。

特に人間の身体のことで言えば、完全に同じ人間は存在しません。

ある人間にあてはまっても、あなたには当てはまらないかもしれません。

十人十色の身体をしている人間が、ある程度当てはまる理論で判断されています。

人の話を聞くなということではなく、必ず「自分で考える」という作業を怠ってはいけないということです。

「左右対称」の話でも分かるように、一見正しい風のことでも、簡単におかしなところが見えてくるような事実はたくさん存在しています。

自分で検証することを忘れないようにしてください。


現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の「身体」、野球界では考えられない「常識」に関する知識を勉強できる場所がありません。

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