投手にとって必要なスタミナは持久力のことではない
投手が「スタミナ」と聞いて一番に思い浮かぶ事とは何でしょうか?
それは
ランニングでトレーニングするもの
というイメージを持っているでしょう。
とにかく走り込んでスタミナをつけようと努力します。
しかし、「走り込み」が不要であることは過去の記事で何度もお伝えしてきました(『ダルビッシュ投手も走り込みを完全否定~野球選手に走り込みはノーメリット』)。
しかし、それでも「走り込み」とひたすら続ける野球界が存在しています。
まだ「走り込みが絶対必要だ」と思っている方にはシンプルに考えて頂きたいことがあります。
それは
試合の投球中に、走り込みのような「息がゼーハーゼーハーする」ようなことがあるか
ということです。
テレビ中継を見ている時に、「ゼーハーゼーハー」している投手を見かけたことがあるでしょうか。
私も投手を20年以上やっていたものの、試合中に「ゼーハーゼーハー」言いながら投球したことは一度もありません。
走り込みと同じような動作をする時はベンチに向かって一目散に戻って来るときだけです。
この事実から気づかないといけないことがあります。
それは、
走り込みには投手にとって必要なスタミナと関係性は全くない
という事です。
他に理由があるならまだしも「スタミナ」や「精神力」のために走っているのであれば無駄なので今すぐ辞めましょう。
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