野球肩を防ぐためにチェックすべき肩関節の筋肉とは
では、具体的な方法にある前に、野球選手が投球する度に最も肩関節周りで負担をかける(疲労しやすい)筋肉を知りましょう。
まそれは
「棘上(キョクジョウ)筋」と「棘下(キョッカ)筋」
です。
さらに「棘下筋」は多くの選手が最も疲労しやすい筋肉です。
その結果、「棘下筋」が適切に機能しなくなることで「痛み」を発生させているケースが大半です(『投手が大胸筋を鍛えると野球肩のリスクを高める』)。
ちなみに「棘上筋」も「棘下筋」も肩関節を外旋(がいせん)させる時に使う筋肉です。
野球肩の発生原因を簡単に解説すると
「棘上筋」や「棘下筋」などのインナーマッスルが「疲労」や「損傷」により働きが悪くなったり、萎縮し始めると肩関節の内旋動作に不具合が生じ、いずれかの部分に極端な負担をかけ続けることで発生
しています。
少し難しい書き方をしてしまいましたが、本題とはそれるため野球肩の発生原因についてはこの程度にとどめておきます。
できれば『野球肩って結局なんなの?』などの記事で詳細を確認しておいてください。
さて、投球時に最も疲労しやすい「筋肉」が「棘上筋」と「棘下筋」であることが理解できれば、こっらの2つの筋肉の状態を把握できれば良いということになります。
では、どのような方法でチェックすれば良いのでしょうか。
ヒントは、
肩関節の外旋(がいせん)に使う筋肉は反対の内旋(ないせん)具合をチェックすることで判断する
という点です。
外旋・内旋についてはコチラの記事でご確認ください(『野球選手が上手くなりたきゃ「内旋」・「外旋」を理解しろ!』)。
外旋に使う筋肉だから外旋ではいけません。