肩が痛くても痛いと言えないのが野球

レギュラー落ちへの恐怖が生む悲劇

かくいう私も、肩の故障により選手生命が絶たれたわけですが、先ほどお伝えした「レギュラー落ちへの恐怖」こそが最大にして最強の敵であることを現役時代は分かっていませんでした。

つまり、

レギュラー落ちへの恐怖が故障の痛みを言い出せない状況を生む

ということです。

いくら野球肩で肩関節が痛くても、一度レギュラー落ちしてしまえば二度と復帰できないのではないかという恐怖が生まれ、気づかないふりをします。

恐怖が生まれると(そしてそれは大概のケース認識まではしない)、多少、身体のどこかが痛くても、「痛いので休ませてください」と首脳陣に伝えることができません。

それは真剣に取り組めば、取り組むほど言い出すことは難しくなるでしょう。

さらに、中学生よりも高校生、高校生よりも大学・社会人野球と世代を超えれば超えるほど、野球が人生の糧い近づき、簡単には休めなくなるものです。

この状態に入ってしまうとなかなか抜け出せないので、できる限り、入らないように事前にくいとめてください。

(残念ながらこのループに陥ってしまったという方はLINEアカウントにメッセージください)

では、この負の連鎖に陥らないようにするにはどのようにすればいいのでしょうか?

>次のページ:野球選手に必要なことは自分でケアするという自覚

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