野球肩を再発させない適切な投球再開時期とは
野球界の常識として、肩関節の痛み、つまり野球肩に陥ってしまった時にノースロー期間を設けて肩関節の回復を促します。
その後、整形外科などで治療を行っている場合、投球が可能かどうかを判断するのに、肩関節の可動域を調べることが一般的です。
その検査で、肩関節の可動域が投球動作に対応するだけの状態になっていれば投球再開・・・となるわけですが、少し考えればこの検査に大した意味がないことが分かります。
理由を言わなくても、実際「野球肩」を経験した人であれば、既にわかっていると思います。
この検査を基にした投球再開時期の決め方では、大半の野球肩の選手が再発します。
肩関節の可動域を調べて分かることは、
その瞬間に肩関節に痛みがでるかどうか
だけです。
「痛み」がでなければ良いじゃないか・・・と思った人は落ち着いて考えてみてください。
問題は、
痛みが出ている部分を取り除くことで解決するわけではない
ということです。