投球動作時の「肩関節」と「肘関節」の関係性を詳しくみよう
投球動作において「肘が曲がる」コッキングアップ期に、「肩関節」は「内旋」しています。
しかし、それと同時に「外旋」方向への力が働くことで投球することができています。
その後、「アクセレレーション期」に入り、「肩関節」が「外旋」していくと同時に「肘」が曲がっている状態が創られます。
「アクセレレーション期」から「肘」が伸びながら「肩関節」はタイミング良く「内旋」を始めます。
少し難解な用語がでてきたかもしれませんが、上記の一連の流れが投手の投球動作における理想的な身体の動き方です。
何度か繰り返し読んで雰囲気を掴んでください。
そして人間は、投球動作のような一連の動きを「関節」や「皮膚」などのセンサーで全て状態を把握しています。
この一連の動作に、「タイミングのずれ」や「おかしな動作」を感知すると「異常である」という「反応」をします。
その情報は「脊髄」や「脳」に吸い上げられ、「異常である」ということを自覚させるため各部に指令を送ります。
その正体が簡単に言えば「ハリ」「コリ」「違和感」「痛み」です。
度合いによって伝え方が変わります(当然ながら「痛み」が最大限の指令)。
これが「野球肩」や「野球肘」といった故障のメカニズムです。