投手が球速を上げるために必要な考え方

投手が球速を上げる方法

では「スピードボール」を投げるためには何が必要なのでしょうか。

それも、全員に当てはまる方法でなければなりません。

そんな考え方があったらやってるよ・・・と思うかもしれませんが「スピードボール」を投げるための考え方というのは難しいものではありません。

それは、

リリースする瞬間にできる限り指先を加速させることができるか

ということです。

言い換えれば、

身体の各部で加速させたエネルギーをロスすることなく「ボール」に伝えられるのか

ということです。

140km/hを投げるだけのエネルギーが「指先」まで伝われば、140km/hの球が投げられます。

これは至って「シンプル」な話です。

大半の投手が、「エネルギー」を伝達する時に、「ロス」が発生しています。

ポテンシャル的には、150km/hの球速が投げられるような選手でも、140km/hの「ストレート」を投げている選手がたくさんいます。

そして、その「ロス」を発生させる要因を創っているのが「筋トレ」です(『筋トレが野球選手に無意味な理由を考えましょう。 ~身体の各部の役割について~』)。

なぜ「ロス」の原因になっているのかは、上記の過去の記事をご確認ください。

では「筋トレ」がダメなら何を練習したらいいのでしょうか。

どうすれば、

「下半身」と「上半身」、「腕」、「手」が連動して、「エネルギー」を増幅しながら「ボール」まで「伝達」することができる

のでしょうか。

その方法を知るためには、実は誰もが体験したことがある感覚の正体を知れば理解することができます。

それは、

どんな風に投げてもしっかりコントロールできて、軽く投げているつもりでも思っている以上の球速が出ていると感じる時

です。

どうでしょうか、一度ぐらい体感したことがないでしょうか?

>次のページ:投手がなぜかスピードボールを投げられる瞬間の正体

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA