野球選手に必要なストレッチの本質とは
ストレッチとは、基本的に、筋肉の中にあるセンサーに働きかけながら筋肉を伸ばす方法です。
しかし、問題はこのセンサーの特性で、その特性を知れば、ストレッチをしてそのセンサーを活性化しても以下のような状態にしかならないことが理解できます。
それは、
・筋力が上がり可動範囲が狭くなる
・筋力が下がり可動範囲が広がる
・筋力が下がり可動範囲も狭くなる
この3つです。
お気づきでしょうか。実際にスポーツを行う上で求めたいことはなんでしょう。
それは、
筋力が上がり可動範囲も広がる
ということは明白です。
しかし、実はストレッチで行うには、「筋力が上がり可動範囲も広がる」ことを実現するのは、筋肉の特性上困難なのです。
>次のページ:自分で考える習慣を身に着けないと振り回されて終わる
自分で考える習慣を身に着けないと振り回されて終わる
昔は反動をつけていた「ストレッチ」がよくないので、動かさない「ストレッチ」に変わった。
しかし、これでもよくないから、今度は名前を変えて反動ストレッチへと戻った。
こんな事実があることはスポーツ選手はあまり気づいていないでしょう。
ストレッチは気持ちいいです。
体は順次に反応するのでいいような気がします。
しかし、脳内からβエンドルフィンなどの快感物質が分泌され、中毒性があり、体には柔らかくなるような反応が起こります。
つまり、身体の構造上、結果的に効果はでないので、持続性がないということになります。
これがストレッチに隠されたワナです。
ここ何年か先、体幹に関する疑問が浮き彫りになってくると思います。
それは「腹筋」や「背筋」をいくらトレーニングして硬くしたところで、動きの中で体幹は安定しないからです。
本質は「腹筋」や「背筋」にはないため、この事実が浮き彫りとなってきます。
そうなった日にあなたは「体幹トレーニング」を辞めるのでしょうか?(『「体幹トレーニング」の「体幹」ってなんのこと? ~本当の「体幹」を鍛える唯一の方法~』)
「体幹」が大切なのは間違いありません。
しかし、それは「腹筋」や「背筋」だけが「体幹」でなかっただけなのに。(『野球選手には腹筋が必要ない?! ~野球界は「体幹」の捉え方がおかしい~』)
あなたはこのまま流行りのトレーニングに振り回されるのですか?
本質を捉える習慣を身に着けることをおススメいたします。
野球肩や肩関節について学びたい方は以下の記事をご参考ください。
『肩を痛める理由と原因~野球肩の痛みがとれない本当のトコロ~』
『野球肩まとめ2』
現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の「身体」、野球界では考えられない「常識」に関する知識を勉強できる場所がありません。
そこで「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることにしました。
「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、社会人野球まで経験した「柔道整復師」の資格も持つトレーナーが、「出張治療」として身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までを「チーム単位」にて行っています。
一人では高額な「トレーナー」を雇うことが困難でも、「チーム単位」で行えば一人当たりは低料金で取り入れることができます。
本気でプロを目指し、本気でサポートしていきたいと考えるのであれば、早くからやればやるほど効果的です。
これからの野球選手は、身体の知識を持って、「疲労の回復」と「故障しない身体創り」を行えば自然と上達していきます。
お問い合わせはコチラまで(「野球肩革命所チームトレーナーPJ受付フォーム」)