野球肩にならないために肩の許容範囲を逸脱しない方法
「ボールを投げる」という「動作」は、人間の体にとって合理的とは言えない行為であるため、「許容範囲」を逸脱する危険性が高いことを理解しておく必要があると冒頭でお伝えしました。
逸脱してしまった結果は、「野球肩」もしくは「野球肘」です。
では、逸脱してしまうまでの状況にならないためにはどうすればいいのでしょうか。
答えはシンプルで3つしかありません。
その方法とは
・「許容範囲」からはみ出さないように回復させる
・疲労しにくいフォームを獲得する
・許容範囲から逸脱する前にやめる
の3つです。
どれも当たり前のことだと感じませんか。
しかし、その当たり前のことができないから、大半の投手は「野球肩」や「野球肘」に陥っているわけです(『9割の投手が野球肩予備軍の選手だって知ってた?』)。
寝ているだけでは、日常生活以上の疲労はとれません。
一般的に正しいと言われている投球フォームがすべての投手に正しいわけではありません。
どれだけがんばっても許容範囲を超えたら意味がありません。
「野球肩」は発症してしまうと簡単には治りません(『野球肩は治らないという覚悟を持って身体のケアをしていますか?』)。
繰返しになりますが、野球のボールを「投げる」という「動作」は、人間の体にとって大きな負担を与えるものなので、継続すれば、必ず「肩」を壊してしまします。
そのため、自分と常に対話をしながら、体の言い分をしっかり聞き分けられるよになりましょう。
ぜひ自分の「肩」の味方になってあげてください。
そうすれば、「パフォーマンスの向上」という結果をあなたに返してくれるでしょう。
味方になるとは、自分の肩関節について学び、ケアや正しいトレーニングを施してやることです。
具体的な方法については数々の記事を記しているのでそちらをご覧ください。
『お父さん・お母さんにもできる野球肩を防ぐマッサージ方法【図解付き】』
『野球肩を本気で防ぎたいなら肩を温めた方が良いのは当たり前/アンチアイシング』
『肩関節に違和感を感じ始めたら野球肩を防ぐためにやるべきこと』
現状の野球界では、ここに記した内容のような人間の「身体」、野球界では考えられない「常識」に関する知識を勉強できる場所がありません。
そこで「野球肩革命所」では「野球肩革命チームトレーナープロジェクト」を立ち上げることにしました。
「野球肩革命チームトレーナーPJ」では、社会人野球まで経験した「柔道整復師」の資格も持つトレーナーが、「出張治療」として身体の改善を行いながら、「怪我」・「故障」のリスクを下げる身体作り、さらには技術が向上する身体の使い方の指導までを「チーム単位」にて行っています。
一人では高額な「トレーナー」を雇うことが困難でも、「チーム単位」で行えば一人当たりは低料金で取り入れることができます。
本気でプロを目指し、本気でサポートしていきたいと考えるのであれば、早くからやればやるほど効果的です。
これからの野球選手は、身体の知識を持って、「疲労の回復」と「故障しない身体創り」を行えば自然と上達していきます。