ある投手がたった2年間で球速を25km/hもあげられた理由
投手であれば誰しもが剛速球(スピードボール)に憧れを抱きます。
投手は球速を上げることよりも、勝利に貢献できる投手になることが大切なことは言うまでもありませんが、スピードボールを投げられることに越したことはありません(『投手の果たすべき目的は一つだけ』)。
プロ野球選手になる上でも、スカウトがスター性を図る意味で球速を重要な要素として捉えているのは事実です。
そのため、世の中にはスピードボールを投げるための、ありとあらゆる理論やトレーニング方法が紹介されています。
しかし、それらのトレーニングの実態はどうでしょうか。
実際に球速が速くなったという選手はどれくらいいるでしょうか。
また、仮に球速が速くなったところで、簡単に故障をしてしまうようでは意味がありません。
身体への負担が少なく球速を上げなければ投手としては何の意味もありません。
そして何度も言いますが、いくら球速が速くても勝利に貢献できない投手では意味がありません。
ところが、そうした投手としての責任を果たしながら、健康的に球速を上げられる方法はどこでも紹介されていません。
そこで本日は、とある実在した投手を例にどのようにして球速を上げていけばいいのかご紹介したいと思います。